〒805-0017福岡県北九州市八幡東区山王1丁目15-10
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診療時間:午前 9:00~13:00/午後 14:30~19:00
土曜日:9:00〜13:00/14:00∼17:00
日曜・祝日、水曜(祝日がある週は診療)
歯のトラブルとしては、むし歯や歯周病が多くを占めます。 ほかには、転んだりぶつかったりしたことによる外傷が挙げられます。 当院の「一般歯科」では、むし歯・歯周病をはじめさまざまな症状に柔軟に対応しており、ご高齢の方などご来院が困難な患者さまには「訪問歯科診療」も実施しております。
むし歯や歯周病にかかる原因は、いずれも口内の細菌です。
むし歯の原因となる細菌は、お口の中に常在している菌です。むし歯菌は歯に付着した食べカスを餌にして増え、歯垢(プラーク)を形成して酸をつくり出します。この酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、さらに歯の芯まで広がっていく状態がむし歯です。具体的には、次のような原因が考えられています。
①歯の磨き残し
歯磨き(ブラッシング)が不十分なため、歯と歯のすき間に磨き残しがあり、そこからむし歯になるもの。
②甘い飲み物
ペットボトルや哺乳瓶で頻繁に甘い飲み物を飲むため、前歯の周りが溶かされてできるもの。
③生まれつき歯の溝が深いこと
生まれつき歯の溝が深い場合は掃除がしにくいため、そこからむし歯になるものと、エナメル質形成不全により歯の表面がザラザラになって歯垢が付着しやすくなるもの。
歯周病は、歯周ポケット(歯と歯茎の隙間や溝)に歯垢が付き、歯周病菌が増殖していく状態です。歯垢の中にある細菌が歯周ポケットで増えていき、毒素を発生させ、歯肉や歯茎に炎症を起こすというものです。重度になると骨がもろくなり、歯が抜け落ちてしまうこともあります。
むし歯の症状は、進行している状態によっていくつかの段階に分かれ、治療方法も異なります。
まず、むし歯の初期段階は、歯の表面のみが「脱灰」(ミネラル分が溶けだす状態)を起こします。健康な歯と異なり、表面がまだらに白色っぽくなり、透明感がなくなります。脱灰が進むと、黄色や茶色っぽい色に変化していきます。しかし、まだ歯に穴はできていない状態で、再石灰化(溶かされた歯の表面が修復すること)によって元の健康な歯に戻ることができます。
【治療方法】歯の表面の歯垢を取り除き、高濃度のフッ素を歯面に塗布します。フッ素を塗ることで、歯の再石灰化を促進させます。
歯の表層の「エナメル質」にむし歯菌が侵入し、歯に穴をつくり出している状態です。歯の溝が茶色になることもあります。小さな穴に汚れが付着しやすくなり、むし歯が進行しやすくなります。しかしまだ症状は出にくく、気づきにくいことが特徴です。
【治療方法】フッ素塗布とともに、削らず、穴をプラスチックの材料などで詰めるという治療で経過観察をしていきます。
菌が、歯の表面のエナメル質から次の層である象牙質にまで進行した状態です。象牙質はエナメル質より柔らかいので、エナメル質よりも早く進行し、歯の中がスカスカの柔らかい状態になっていきます。歯の中が透けて黒く見えたり、大きな穴ができたりします。冷たいものや甘いものがしみたり、穴の中に食べ物が詰まると痛みを感じたりするようになります。固いものを噛むとむし歯の穴に当たって激痛が起こることもあります。穴に汚れがたまるので、口臭の原因にもなります。
【治療方法】むし歯になっている部分を削り、プラスチックの材料で詰め物をしたり、型取りをおこなって被せ物をしたりします。
菌の増殖が象牙質から歯の神経がある「歯髄」(血管や神経などがある組織)にまで進行してしまった状態です。歯髄の中が菌に感染すると、歯髄炎を起こし冷たいものを飲むだけで強い痛みが続くようになります。何もしていなくてもズキズキして眠れないような「自発痛」と呼ばれる痛みもでてきます。歯髄炎を起こすと、歯の神経が死んでしまい歯髄の中は腐敗していきます。
【治療方法】麻酔をし、菌に感染した神経をすべて取り除きます。その上で、根の中の消毒・治療(根管治療)が必要になります。土台を整え、補うために被せ物や差し歯を行っていきます。ちなみに、保険治療で白い歯にすることも可能ですが、奥歯は銀歯になってしまうので、奥歯も目立ちにくい白い歯を希望される場合は、自由診療(自費)となります。
むし歯の進行が深くなり、歯が原型をとどめていない状態です。歯の根だけがかろうじて残っているという状態で、神経が死んでしまっているためしみたり痛んだりはしませんが、歯並びや噛み合わせも変わり、食事をしてもしっかり噛むことができません。歯や歯茎から膿が出てくることもあります。
【治療方法】根までむし歯になって歯が残っている部分が少なくなると、土台をつくったり被せ物をしたりは困難になります。歯を残す治療ができず、抜歯してインプラントを入れたり、入れ歯にしたり、隣の歯を削ってブリッジにするなど、抜いた部分を補うための補綴(ほてつ)治療を行います。
ご高齢の方をはじめ、重度の病気や障害などで通院が難しい方に対しては、こちらからご自宅や介護施設・病院などに赴く「訪問歯科診療」を行っております。半径16kmが対象地域となっており、安倍歯科医院は八幡東区・八幡西区・小倉南区などの患者さまのところに足を運んでおります。
患者さまの状態により、また、お伺いする環境や持参する機器によって治療内容は異なりますが、その場で可能な治療・処置を行うことになります。お困りごとにはできる限り対応いたしますので、まずはご相談ください。
お困りごとやご不明な点などございましたら、福岡県北九州市の安倍歯科医院までお気軽にお問い合わせください。【診療時間】9:00~13:00/14:30~19:00土曜日は9:00〜13:00/14:00∼17:00までの診療となります。 休診日:日曜・祝日、水曜(祝日がある週は診療)